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異宗教間対話会議、閉幕

シェイク・ハマド・ビン・ハリーファ・アール・サーニー首長殿下の後援で、「人間形成における宗教の役割」と題し2006年4月25日から開催されていた、第4回異宗教間対話会議は27日金曜日に閉幕した。

会議の参加者はいずれも、神の創りし者として、文明と進歩を成す者としての、心理的、精神的、物理的に完全な人間形成における宗教の果たす役割の重要性を強調した。また礼典主義や宗教的シンボルの尊重が、表現に関する人々の権利と相反するものではないことを確認し、宗教的シンボルの乱用を罰し、宗教の尊重を支持する、国際連合による国際法の制定を呼びかけた。

また会議では、誤解の解消、書籍や映画・ドラマなどにおける間違った描写の排除、それぞれが他者に対しての相互的誤解を取り除くこと、などに務めるよう求めた。参加者たちはさらにテロ活動、人々への脅威、一般市民の殺害などといった狂信主義者たちによる恐ろしい行為から宗教の純粋性を守るべきだとした。

 さらに、正義や許容、均等、他者に対する開放、多元論の原理の探求、宗教選択の自由といったような高い宗教的価値の普及を呼びかけた。

また、宗教が科学や知識と相反するものではなく、むしろ科学研究を促進し、その技術を維持するよう人々に促す存在であることを強調。

さらに会議では、女性の立場の尊重、彼女たちの男性に対する完全な平等、そして家族が人間社会形成の正しい基盤であることを改めて確認した。

今年の会議では、宗教と公民権、表現の自由と宗教的清浄、宗教・女性・家族、宗教的多元論と他者への尊重、宗教と環境保護、宗教と倫理的価値観の強化、宗教とグローバリゼーション、宗教と現代のグローバルな発展など、様々な問題について議論が交わされた。

カタール大学のシャリーア法学部のアイシャ・ユースフ・アル・マナーイー学部長は、今回の会議の運営委員会代表を務め、三つの一神教の信者たちの間での理解を支える上での、会議を通じた対話の継続の重要性を強調した。

またシェイク・ハマド・ビン・ハリーファ・アール・サーニー首長殿下による、カタールだけではなく世界各地での宗教対話のためのセンターの設置の呼びかけに触れ、会議運営委員会は既にこのプロジェクトの実施に向けて動き始めていることを示唆した。

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