副首相:カタールはイランの国際法上の権利をサポートする
「カタールはイランの核問題は国際法に則って解決されるべきであると確信している」
シェイク・ハマド・ビン・ジャーシム・アール・サーニー第一副首相兼外務大臣閣下は、2006年5月23日火曜日にロシアのセルゲイ・ラフロフ外相と共に開いた記者会見の席上このように述べた。
「また、関係各位が平和の実現と地域の緊張緩和に努力すべくまとまることを希望するものであり、カタールを含む湾岸各国は地域の安定性を追及するべきだと考える。つまり我々は新たな戦争や緊張の中へと突入することをまったく望んでいないのだから」
外務大臣は、カタールがマドリード交渉以来、平和を信じていることに触れ、平和プロセスに対して多くの犠牲を払ってきた、つまり問題に対するその姿勢ゆえに友好国から批判を浴びる格好になったと説明。「我々カタールは必然的な解決を模索している。それは国際法の枠組みの中にあって、両者が受け入れることの出来るものだ」
「我々はイスラエルに対しては、カタールがイランの核の平和的利用の権利をサポートしていることについて、それを批判・反対する権利があると考えている。イランの核保有は彼らの利益とは矛盾することだからだ」その上で大臣は、国連安全保障理事会においてこの件に関する共同決定の採択の重要性を強調。それはイランの核問題を扱う上での二枚舌を回避するため、すなわち国民の間に緊張を生んだり、テロを増加させたりしないためのものであるとした。
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