第6回ドーハ民主フォーラム

ल民主・開発・自由貿易などについて話し合う第6回ドーハ民主フォーラムは、来る2006年4月11日火曜日に市内のシェラトンホテルにて開催される。フォーラムには世界各地の政府および非政府機関から関係高官、国会議員、外交官、知識人、学会関係者などが参加の予定。

二日間にわたるフォーラムは、計画最高会議、カタール実業家協会、湾岸研究センターが外務省の常設委員会と共同して開催する。目的は世界中の原理、民主主義の価値、経済・社会・多元論における対話の拡張である。

外務大臣補佐のムハンマド・アブドッラー・アル・ルメイヒー閣下は「フォーラムが我が国で開催されることは、国内外における責任ある建設的対話の

フォーラムには、政治・経済改革、貿易、開発などに関係する560人、およびカタール側からも300人の参加者が出席の予定で、出身国数は170カ国に上ると見られる。

フォーラムでは民主主義や改革、開発、自由貿易などに焦点を当てて、各分野の主要問題について議論するほか、民主主義について討論するフォーラムの二日目にはシェイク・ハマド・ビン・ジャーシム・アール・サーニー第一副首相兼外務大臣閣下の参加も予定されている。

今年の会議は、アラブ世界における様々な制度により直面する将来的な問題や、市民社会が迎える困難、それらを克服する方法、中東におけるあらゆるタイプの改革、報道の自由、文明同士の対話、民主主義の動き、テロとの戦い方、といった問題が採り上げられる予定。会議の最終セッションにはシェイク・ハマド・ビン・ジャーシム・アール・サーニー第一副首相兼外務大臣閣下が出席する。

第1セッションでは、地域の制度が直面している様々な問題とその将来に焦点が当てられる。また国際経済における世界貿易機構(WTO)のインパクトや、北半球と南半球の関係、南半球諸国同士の協力、新たな規制、ヨーロッパと地中海のパートナーシップと協力、その他アラブ地域や世界にとって重要な問題が扱われる。

第2セッションでは、アラブ諸国の権力と反体制について、以下第3セッションではアラブ世界の改革、第4セッションでは文明衝突に代わる文明対話の構築、第5セッションでは大移住時代について、それぞれ議論が行われる。第5セッションの移住に関しては、移住についての概念や、政治、イデオロギー、経済、農業、環境などにおける本当の動機、さらに移住の観点から見た将来的な特長などについて検討が行われる。第6セッションでは国際的な変化から見た人権の概念に焦点が当てられる。

このフォーラムに先立ち、首長殿下は「我々が我が国のルールの基として目指す民主主義は、我々の遺産、信仰、原理そして世界に根付いている民主主義の経験に根ざしたものであり、我々の伝統、ベドウィンのイスラーム的あるいは習慣的な豊かな価値観、そして我々が誇りに思っている強い家族の絆という伝統を考慮するものである」と語った。


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